6アンテナ対応アンテナ切替器部分キット(型名:ASW-6A1)
1.概要
CTESTWINでリグコントロールを動作させている時に、リグのバンドを変えると自動的でアンテナを切り替えることができます。
(自動切り替えを行うためにはコントローラー部分が必要です)
CTESTWINを使用しないときでも、コントローラーのロータリースイッチを回して手動でアンテナを切り替えることもできます。
また、シングルバンドで複数のアンテナを使用してコンテストに参加している場合には、CTESTWINの画面上のボタンをクリック
するだけでアンテナを切り替えることができます。
アンテナ切替器は、4アンテナ対応もあります。
コンテストに参加されない方は、CTESTWIN連動コントローラー部分は無しで、本アンテナ切替器部分のみでの使用も可能です。
アンテナ切替器部分のアンテナ選択端子に12Vを加えると、そのアンテナにリレーが切り替わります。
2.外観
下の写真は、TAKACHI製ケース MB11-7-15(ケースは含まれません)に組み込んだ例です。
3.キット同梱品
キットには、プリント基板、リレー、ダイオード、M型コネクタ、ネジ、スペーサ、6P DINコネクタ(オス、メス)が含まれますが、
ケースとケーブル、配線用線材は含まれていないのでご自身で調達してください。
ケースの穴あけ加工用のCADデータ(PDF)が付属のCD-Rに入っていますので、それを原寸で印刷して、ケースに貼り付けて
M型コネクタや基板取付の穴あけ加工が可能です。
4.アンテナ切替器部分の性能について
本アンテナ切替器はSWR特性を重視して設計してあり、セパレーション特性を犠牲にしているため、アンテナ切替器としてのみ
使用してください。
リグ切替器として使用する事を禁止します。
リレーはオムロン製のG2R-1を使用していますので、200Wまでは対応できます。
(G2R-1の接点仕様は、誘導負荷で250V 6Aです)
周波数は、DC〜144MHzバンドまで使用可能と考えます。
変換コネクタによる影響等で測定誤差があるかもしれませんが、144MHzでSWR:1.2以下で、減衰0.2dB以下でした。
nanoVNAで測定した特性を示します。
6アンテナ切替器の特性(実測値)
 |
ANT端子 |
ANT1 |
ANT2 |
ANT3 |
ANT4 |
ANT5 |
ANT6 |
SWR |
28MHz |
1.047 |
1.045 |
1.039 |
1.034 |
1.036 |
1.036 |
50MHz |
1.079 |
1.075 |
1.061 |
1.054 |
1.057 |
1.056 |
144MHz |
1.093 |
1.082 |
1.025 |
1.047 |
1.032 |
1.048 |
減衰量
(dB) |
28MHz |
0.009 |
0.009 |
0.016 |
0.016 |
0.015 |
0.016 |
50MHz |
0.001 |
0.001 |
0.019 |
0.020 |
0.018 |
0.018 |
144MHz |
0.093 |
0.079 |
0.103 |
0.072 |
0.093 |
0.068 |
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|
クリックすると
参考にANT1端子の150MHzまでの特性グラフを表示します。
300MHz以上で特性が悪化しますので430MHzでは使用できません。
5.保証
本キットの運用によって生じたいかなる結果、損害(リグやアンテナが壊れた等)に対して、作者およびCTESTWINの開発チームは
責任を負いません。
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